あらすじ

未成年の探索者は、法律で「保護者同伴」でなければダンジョンに入れない。だが親が付き添えない子は多い。そこで生まれたのが、時給で雇える「保護者代行」の仕事だ。四十二歳、戦闘免許を失効して二十年、戦えないただのおっさんである宇佐美迅は、この仕事で食いつないでいる。やることは後ろで立って見ているだけ――のはずが、つい口が出る。「そこ踏むな」「右のやつから」「今日は帰れ」。彼の受け持ちになった子は、なぜか誰も死なない。それどころか、登録者三人の底辺配信者だった少女は初めてボスを倒し、生意気な御曹司はいつの間にか同世代最速で昇級し、庁のランキングには「保護者代行同伴」の名前が並び始める。切り抜き動画に映り込んだ「後ろのおっさん」は誰なのか。ダンジョン庁の調査官が同伴記録をひっくり返したとき、二十年前に最深層から独りで帰ってきた男の名前が浮かび上がる。

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カクヨム
カクヨム2026/09/27
  • 現在の作品戦えない「保護者代行」のおっさん、未成年探索者に付き添っていたら受け持ちだけ全員ランキング入りしていた ~ダンジョン庁は今日も「後ろの人、誰?」と首をかしげる~