あらすじ
「ログアウトって、どこにあるの?」
食堂の息子であり、駆け出しの調律師でもあるレオンは、街の広場で一人の女騎士にそう尋ねられた。
彼女の名はセラ。レオンの知らない「ゲーム」という世界から来たという、腕利きの冒険者だった。
その日を境に、レオンの暮らす街には、帰り方の分からない人々が次々と現れ始める。彼らはこの世界を知っているようで、知らない。高いレベルや強力な装備を持っていても、食事をし、眠り、怪我をすれば痛みを感じる。
レオンはセラを自宅の食堂「麦穂亭」へ案内したことをきっかけに、個性豊かな仲間たちと出会っていく。