あらすじ
紫式部は藤原道長の妻、倫子に呼ばれ、珠とともに邸にやって来た。珠は緊張し続けているが、紫式部は堂々としており、倫子の前に姿を現す。倫子は歓迎してくれ、源氏物語について話していると、息子の教通がやって来る。彼の姿を見た途端、珠の心がどくんと鳴る。押さえつけようとするのだが、脈は速く、自分でもよく分からなかった。場は教通が来たことで、より明るくなっており、平和に満ちていた。紫式部は源氏物語について、長々と話すと、珠に声をかけてくる。ぼうっとしていた珠は、判断が遅れたが、すぐに持ち直し、立ち上がる。二人は深くお辞儀すると、邸を後にしたのだった。