あらすじ
十二歳、神託で与えられた《職業》が一生を決める王国。異世界に召喚された元プロ面接官・篠原誠が最初に頼まれたのは、勇者候補リリアの辞退届への署名だった。彼が保証できるのは、彼女がその言葉を述べた場に立ち会ったことだけ。適性も、理由の正しさも、人生の行き先も決められない。面接で聞いた答えを現場で確かめるうちに、誠は自分の質問が相手を読み違えていたと知る。成果、行動、数値を重んじる人々もそれぞれの正しさを持つなか、彼らは古い分類の癖を探り、記録の使い方を変えようとする。最後の答えを選ぶのは、いつも本人だ。