あらすじ
生まれた時から奴隷だった。
名前すら与えられず、NO.1051という番号だけを与えられた少年。
彼にとって、鉱山で鉱石を掘り続ける毎日は当たり前だった。
食事を与えられれば食べる。
働けと言われれば働く。
眠れと言われれば眠る。
ただ、それだけの人生。
そんなある日、鉱山を視察に訪れた領主が、年々減少していく採掘量に激怒する。
そして領主が放った魔法によって、少年は採掘現場の奥深くへと落とされてしまう。
誰も知らない、光すら届かない奈落の底。
そこで少年は、一振りの魔剣と出会う。
魔剣が少年に問いかける。
「貴様は、何者だ?」
少年は答える。
「……僕は、奴隷だ」
しかし、魔剣はその答えを否定した。
少年の魂には、魔剣と契約できるほど強大な闇が存在していた。
だが、それだけではない。
闇と同等の力を持つ、純粋な光までもが宿っていた。
そんな人間を、魔剣は知らない。
「貴様は……何だ?」
自分自身ですら、自分が何者なのか分からない。
やがて少年は、NO.1051という番号を捨て、新たな名を得る。
――エルド。
そして彼の運命は、大きく動き始める。
闇を宿す魔剣。
光を宿す聖剣。
本来なら決して交わることのない二つの力。
その両方に選ばれた少年は、やがて二本の剣を手にする。
これは、何も持たなかった奴隷の少年が、自らの運命を切り開き、世界に名を刻むまでの物語。
最弱でもない。
最強でもない。
ただ、誰にも理解できない力を持つ少年。
これは――
聖剣と魔剣を携えた、最恐の戦士の英雄譚。
久しぶりの投稿です。
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