あらすじ
魔法の森ヴェルデルーン。
その森の奥深くで、二百年以上ひっそりと暮らしてきた魔女――ヴェレナ・エヴァーグリーン。
薬草を育て、魔法薬を作り、本を読みながら静かに暮らす。そんな変わり映えのない日々を、彼女はそれなりに気に入っていた。
――ある月夜、一人の人間の赤ん坊を拾うまでは。
子育て経験、もちろんゼロ。
おむつの替え方すらわからない。
頼りになるはずの友人オリンも、育児に関してはヴェレナ以上に役に立たない。
それでも、小さなエリーとの出会いをきっかけに、孤独だった魔女の暮らしには少しずつ新しい色が増えていく。
魔女、魔法使い、ドラゴン、妖精、不思議な動物たち――。
何が起きてもおかしくないヴェルデルーンの森を舞台にした、ちょっぴり不思議で、ちょっぴり笑えて、心が疲れた日にのんびり読めるほのぼのファンタジーです。
どうぞ、温かい飲み物でも片手に、童心に返ってお楽しみください。