あらすじ
国道の脇で目を覚ました日、人生は終わったと思った。
母の形見である黒糖飴を握り締め、行き場も希望も失っていた青年・優斗。そんな彼に「おーい、起きてるか」と声を掛けたのは、裸足で汚れた服を着た一人の老人だった。
奪われた黒糖飴を取り返したことをきっかけに、靴屋、大富豪、父との再会、そして数え切れない人との出会いが、少しずつ優斗の人生を変えていく。
黒糖飴はただのお菓子。
それでも、その一粒は優しさを次の誰かへ繋ぐ約束になった。
これは、人生が終わったと思った青年が、国道で出会った人たちに救われ、今度は誰かの人生を支える存在になっていく物語。
「あの日、人生が終わったと思った。でも、本当に始まっていた。」