あらすじ

船乗りたちは、星の位置を手掛かりに海を渡る。 けれど、濃い霧に包まれれば、星も岸も見えなくなる。 記録係見習いの少年・光海(ひかる)は、港町カレドの職人に相談を届ける。 晴れた夜の星の位置を記録し、見えなくなってからも航海の助けにできないだろうか。 そのための道具を作る職人イネスと、海での測量を担う士官アドリアンは、八年ぶりに再会した、かつての恋人同士。 仕事の合間に交わす冗談。触れた手を、すぐには離せない時間。 ともに働くうち、二人は思い出の中ではない、今の相手に惹かれていく。 ところが、星の光を写し取る道具を試すうち、記録した覚えのない光が一本、残っていることに気づく。 あるはずのない記録は、なぜ生まれたのか。 その謎を追うさなか、四隻の船が霧の海から戻らないという知らせが届く。 光海たちは、船乗りたちと力を合わせ、船を帰す道を探していく。 港では、家族が帰りを待っている。 未知を解き明かす喜びと、霧の海の緊張、もう一度始まる大人の恋を描く幻想海洋小説。 ―― 『星屑図書館』シリーズ第二作です。 今回の海の物語は、本作からお楽しみいただけます。 全編執筆済み。 毎週日曜・水曜・金曜の20時37分(日本時間)に更新予定です。

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カクヨム
カクヨム2026/09/27
  • 現在の作品星屑図書館 星のない海を帰る