あらすじ

「俺、結婚しようか迷ってるんだよね」 六年ぶりに届いたDMは、たった一行だった。 高校時代、互いにいちばん好きだった二人。周りの声に流されて、答えを出さないまま終わらせたしゅん。別の人と結婚し、ベランダの花だけを話し相手にしてきた小春。 優しいのに自分を見てくれない夫。家族と縁を切り、誰にも頼れない日々。それぞれが抱えたものを口にできないまま、二人はもう一度、少しずつ言葉を交わしはじめる。 花の名前をひとつも覚えなかった男と、道端の草の名前まで教えずにはいられなかった女。 坂の下の小さなラーメン屋で、味玉を二つ。 章ごとに一輪の花を添えて贈る、大人の再会の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/27
  • 現在の作品味玉は二つ