あらすじ
町のはずれに、小さなポテチ屋さんがありました。
店主は、ネズミです。
毎日おいしいポテチを作っているのに、なぜかちっとも売れません。
味が悪いのでしょうか?
いいえ。
食べてもらえば、「おいしい」と言ってもらえます。
それなら袋を変えてみよう。
置く棚を変えてみよう。
売れた数をノートにつけてみよう。
そうしてネズミは、少しずつ「おいしいものを作る」ことと「おいしいものを届ける」ことは、別のことなのだと知っていきます。
これは、小さなポテチ屋さんが、味と袋と棚を研究するお話。
そしていつか――
お客さんのほうから「ネズミのポテチ」を探してくれるようになるまでのお話です。