あらすじ

――二〇七五年、人口収縮を続ける日本に現れた、境界線。 インフラを間引く「中央圏」と、次世代の希望「ギルド連」が激突する孤高の峠。 その歪みが引き起こしたのは、完璧に計算された【気圧密室殺人】だった。 法で裁けぬ悪への私刑なのか。 冬の雪山を、地図も靴もなく「裸足」で直進する超人的な暗殺。 物証はすべて吹雪が消し去った。 だが、仕立てのいいチャコールグレーのスーツを纏った【古今東西最高の探偵】阿賀作馬は、 容疑者となったニューギニア青年、ディポ・モニの「心の奥底」を見逃さない。 「知ってたよ。君の瞳に、違う山の風景があるのをね」 油断して語った故郷の真実と、虚偽に隠された謀略の影。 論理の牢獄が、青年を追い詰めていく。 アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』のエキスを2075年の地政学サスペンスへと昇華した、論理と情緒の本格ミステリ。 ※本作は、カクヨム連載中の本格SFサスペンス『異能市長』の公式スピンオフ(シェアード・ワールド作品)です。 本編を未読の方でも、独立した一本の推理小説として完全にお楽しみいただけます。

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カクヨム2026/09/27
  • 現在の作品『直進のモニ』連続殺人事件