あらすじ
南崎市へ引っ越してきた私は、静かなアパートで新しい生活を始めた。
隣の203号室は空室。
管理人にも、そう聞いていた。
けれど、引っ越して三日目の午前一時十七分。
壁の向こうから、誰かがノックした。
コン、コン。
気味が悪くて無視していると、知らない番号からメッセージが届く。
『返事したらあかんよ』
『四人目に気づかれるから』
――四人目?
それから少しずつ、日常がおかしくなっていく。
写真に写る、知らない人。
存在しないはずの住人。
前の住人が残した、一冊のノート。
そして、そこに書かれていた四つの言葉。
一人目 気づかなかった。
二人目 気づいた。
三人目 返事をした。
四人目 まだ気づいていない。
私は、何を見落としているのだろう。
そして――
「四人目」とは、一体誰なのか。
これは、あなたが最後まで読んだあと、
もう一度最初から読み返したくなるかもしれない話。