あらすじ

千年前、竹藪に堕ちたのは——異星の緊急脱出ポッドだった。 主星キンウの第三惑星『コンジク』の衛星軌道上にて、超長距離探査船『ツクヨミ』は致命的な損傷を負う。 統合制御AI『オモイカネ』の弾き出した不時着成功率はわずか12%。最高責任者である唯一の生身の搭乗員・カグヤは、本船を衛星『ギント』へ自動降下させ、自らは緊急脱出ポッドへと逃れ出た。 しかし、不慮の爆発事故によりポッドの軌道は大きく逸脱。高熱を発しながら落ち延びた先は、高密度な竹林地帯だった。 過酷な大気圏突入の衝撃に耐えるため、有機圧縮フィールドにより「小型化」したカグヤ。青白く発光するポッドの前で呆然と立ち尽くす、手に斧を持った初老の地球人——。 言葉の壁、未知の文明、そして『ツクヨミ』に遺された広大なデータベース。 これは、のちに『竹取物語』として地球の歴史に刻まれる、一人の異星人少女と人類のファーストコンタクトの記録。

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小説を読もう2026/09/27
  • 現在の作品ツクヨミ不時着録 —竹取物語という名の暗号—カグヤの航海日誌