あらすじ
大聖女リエラ・イルリオ。
神聖魔法を極限まで修め、上級神《叡智神コイトゥス》の加護を受ける、慈愛に満ちた英雄。
大賢者グレイ・デオルド。
死霊術と召喚術を極め、究極召喚《死天使》すら完成させた、神に最も近いと称される英雄。
光と闇。
相反する力を操りながら、二人は長きにわたり共に歩き、幾度となく人々を救ってきた。
そんな彼らには、世間にはあまり知られていない顔がある。
リエラは、おっとりとした笑顔の裏に狡猾さと危険な欲求を隠し。
グレイは、穏やかな好青年の姿の奥に、底知れぬ探究心と残虐性を秘めている。
それでも二人は英雄だった。
今日も誰かを救い、怪物を討ち、時には国家を救い――必要とあらば神すら相手にする。
そんな二人の噂を聞きつけた、一人の天使が人界へ降り立った。
エルシア「こら~! グレイ! やっていい事と悪い事があるでしょうが!!」
どうやら彼女は、二人について少々――いや、かなり誤解しているらしい。
これは光と闇、二人の規格外の英雄と、彼らに振り回される者たちが奏でる物語。
もっとも――。
彼らの言う「救済」が、あなたの想像するものと同じとは限らない。