あらすじ
「すまないが、フィオナ、キミとの婚約を破棄させてもらう」
舞踏会の最中、婚約者であるハク王子から突然の婚約破棄を告げられたフィオナ。前世の記憶を持つ彼女は思った。
――これは、あれだ。
婚約破棄された悪役令嬢が、華麗にざまぁするやつだ!
きっとハクには別の女がいる。
きっと今まで騙されていたのだ。
ならば、自分を捨てたことを後悔させてやろう。
そう決意したフィオナだったが――。
「ほんどに……ずま゙な゙い゙……!」
婚約破棄を告げたハクは、なぜか号泣していた。
どうやら彼には、フィオナには言えない事情があるらしい。
「フィオナのことは、心から愛していたんだ」
「……え?」
本当に浮気なのか?
それとも、何か裏があるのか?
フィオナはハクの本性を暴くため、あの手この手で揺さぶりをかける。
しかし――。
「……なるほど!!! その手があったか!!」
「えええええ!?」
これは、婚約破棄から始まる、ざまぁ……のはずだった。
疑うフィオナ。
泣くハク。
そして、なぜか一向に進まない婚約破棄。
果たしてフィオナは、ハクの本性を見抜くことができるのか?