あらすじ
人生を処理するように生きて死んだ男、真野英裕。
「次はもっと主人公っぽく生きたい。人の役に立って、できれば感謝もされたい」
そう願って転生した彼が授かったのは、困っている人の声が聞こえる力と、誰かを守る時だけ本気を出せる身体。そして「望みを形にする」という謎の袋だった。
助けを求める声は、無視してもいい。
選ぶのは自分だ。
前世では、面倒なことを考えないために使っていた言葉。
「はい、やめ」
今度は、逃げる理由を考えるのをやめるために使う。
人に関われば、面倒は増える。
それでも今度の人生くらいは、自分で選びたい。
これは、英雄になりたかった元会社員が、手の届く誰かを助けながら、本当の英雄になっていく物語。