あらすじ

3月14日のホワイトデーから半年。 まだ恋人と呼ぶにはぎこちなくて、それでも確かに惹かれ合っていた、あの頃の僕たち。 手を繋いだ温度。 夏の空に響く蝉の声。 ポケットに忍ばせた飴玉。 そして、図書館で見つけた「セプテンバーバレンタイン」という言葉。 9月14日。 女性から男性へ別れを切り出す日だと知った僕は、彼女にその意味を告げる。 そして彼女から返ってきた言葉は――。 それから時が流れ、二十歳になった僕は、別の彼女と9月14日を迎えていた。 忘れたつもりだった。 大人になったつもりだった。 けれど、あの日の記憶は、僕の中から消えてはいなかった。 過去の恋と現在の恋。 九月のある日に置いてきた「影」が、もう一度僕の中で動き出す。

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カクヨム
カクヨム2026/09/26
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