あらすじ
神様の手違い(?)により、前世で極めた「サウナの熱波師(アウフグース)」の技術だけをチート能力として授かり、剣と魔法の異世界へ転生してしまった熱川ロウリュ。
彼が目覚めたのは、殺伐とした魔王軍の最前線。しかし、プロの熱波師の目には、戦場が「空気の循環が最悪なサウナ室」に、魔王軍の業火の魔道具が「ただのサウナストーブ」にしか見えなかった!
襲いかかる凶悪なオーク部隊を「第一波、攪拌(エアー・サーキュレーション)!」とタオル1枚の超熱風で揉みほぐし、毛穴から最高級アロマ蒸気を吸わせることで全員まとめてリラックス(完全無力化)させてしまう。
その後も、冷気の呪いでギスギスに冷え切ったエルフの里にフィンランド式サウナを爆誕させ、サウナハットを被ったエルフたちの自律神経を救済。さらには、重度の末端冷え性に悩む魔王軍四天王『氷結の魔女』や、連戦のプレッシャーでメンタルがガチガチに病んでいた『勇者アルトリウス』までもが、ロウリュが仕掛ける「極熱ロウリュ➔16度の天然水風呂➔至高の外気浴」のコンボの前に次々と陥落し、ただのサウナ中毒者(常連客)になっていく。
ついに怒り狂った大魔王サタン・バハムートが「終末の業火」を引っ提げて自ら前線へ【ご来店】するが、ロウリュはその業火をアロマ水で最高級の蒸気へと昇華。大魔王の慢性的な40肩を極上熱波で洗い流し、特大氷風呂へとチェックインさせるのだった。
「……整いました。我をこのサウナの終身名誉顧問に任命する」
大魔王をも常連客(ヌシ)に変え、血を流さずに世界を救ってしまった伝説のサウナ神。誰も見たことがない、異世界をサウナでととのえる爆笑ギャグ無双、ここに開幕!