あらすじ
内閣総理大臣が銃撃され、警察署はもぬけの殻。
謹慎中の刑事が引き継いだのは、グラビア週刊誌を万引きした九十過ぎの老人だった。
ところが老人は、知るはずのない銃撃事件について語り始める。
「皆さんが追いかけてる男は、犯人じゃぁありません」
その名は御厨九三郎。戦後最悪の大罪人、《国焼きのでいだらぼっち》と呼ばれた男——。
巨乳、闇バイト、キャッシュレス。取り止めのない老人の雑談は、やがてこの国を揺るがす巨大な告発へと姿を変えていく。
取調室という小さな鉄牢は、果たして《でいだらぼっち》を捕らえられるのか。