あらすじ
兄バーガンディを死に追いやった男オリバーが、姉トゥルーディと結婚した。
リベリオ王国第四王子のアムレートは、磔の刑になった兄の死から、立ち直ることができない。姉と仇の結婚にも反対したのに、姉は聞く耳を持たなかった。
兄の肖像画を抱いて寝たその夜、死んだはずの兄の亡霊が現れ、復讐を命じる。
危険と知りながら、兄の亡霊に復讐を誓ったアムレートは、仕事を手伝うという名目で、暗殺を目的に仇のオリバーに近づく。
国を豊かにする事業を考案した仇のオリバーは国民からもてはやされる一方、アムレートは罪人の弟として周囲から蔑まれている。
ところが、アムレートはある少女との出会いによって、復讐だけを支えに生きてきた心を揺さぶられていく。
世間的には罪人と蔑まれても、弟のアムレートにとって兄はかけがえのない存在であった。正しさとは何かを問う、『ハムレット』をモチーフにしたアムレート王子の切ない物語。