あらすじ
下級小悪魔のベアは、悪魔たちが集うオークション会場で、出品アイテムを監視する番をしていた。ところが、居眠りをしている最中にお宝が行方不明になってしまう。盗まれたお宝は『カンタレラの夢映写機』、レア中のレアの魔性のアイテム。悲しいことにベアはお宝盗みの犯人の濡れ衣を着せられてしまうはめに。悪魔たちの追撃をかわしながら、満身創痍のベアがたどり着いた場所には、心優しき魔女がいた。
そして、魔女の助言により、悪魔のベアは失われた魔力を回復するためにテディベアのヌイグルミに憑依する。そのまま魔女の家に居候し、十年以上の平穏な生活を送ることになるのだが、或る晩のこと、住処は大火事に見舞われ、恩人である魔女が犠牲になってしまう。
その後、魔女の娘である女子高生の美鈴に連れられ、ベアは七星学園の寮に移り住むことになるが、創立百周年を迎える七星学園には摩訶不思議な学園七不思議が伝えられていた。
自分を無実の罪へと追いやった真犯人に復讐し、お宝『カンタレラの夢映写機』を取り戻すために、ベアは学園七不思議のひとつ『八方池の月花見』に大幅な変更をくわえて真犯人をおびき出すことを企てる。更に自らの計略達成に不可欠な生贄となるべきニンゲンを見つけるために、ベアは『八方池の花月見』の儀式に参加すると、願いが叶うとのニセ情報を学園中に広めるのであったが、偶然にもその生贄に選ばれたのは、恩人魔女の忘れ形見、美鈴だった……。