あらすじ
「お前のスキル、《拾得》? そんなハズレスキルで探索者になれるわけないだろ」
そう笑われ続けてきた底辺探索者・ユウト。
彼に与えられたスキル《拾得》は、ダンジョン内に落ちている物を少し見つけやすくするだけ――誰もがそう思っていた。
だからユウトの仕事は、他の探索者が捨てていった壊れた剣や、使い道のない素材を回収して小銭に換えること。
そんなある日。
いつものようにダンジョンの片隅で、誰かが捨てた一本の剣を拾った。
【神話級装備――天叢雲剣】
「……え?」
そこから、ユウトの人生は一変する。
ゴミだと思われていた石ころは伝説級の魔石。
錆びた指輪は古代文明の神器。
捨てられたボロ布すら、世界に一つしか存在しない神話級装備だった。
しかも《拾得》の本当の能力は、ただ物を拾うだけではなかった。
誰にも発見できない隠しアイテム。
倒された魔物が極低確率で落とす幻のドロップ。
そして、かつて神々がダンジョンに残した遺物まで――。
なぜかユウトにだけ、すべてが見える。
「これも捨ててあるなら、もらっていいよな?」
本人はただ拾っているだけ。
なのに気づけば、装備もステータスも規格外。
最弱と笑われた底辺探索者は、誰にも知られないまま世界最強への道を歩き始める。
これは――
誰も見向きもしなかった“ゴミ”を拾い続けた男が、やがて世界中から注目される最強探索者になる物語。