あらすじ

直した椅子が消えた。 その椅子を頼んだ父親のことを、娘はもう覚えていなかった。 魔法が失われて百年。 辺境の村で暮らす修繕屋の息子レトは、壊れたものを直すのが得意な、ごく普通の少年だった。 けれど、村で始まった奇妙な「欠落」は、やがて妹エナにまで及ぶ。 食卓から皿が一枚減り、父は娘を見て「どこの子だ」と尋ねる。 名前を書き残しても、思い出を語っても、妹は薄れていく。 「ここにいろ」 消えかけた手を握りしめたとき、百年間途絶えていた魔法が目を覚ました。 だが、救えたはずの妹は、レトから離れると再び消え始める。 二人は治療法を求め、失われた魔法文明の遺跡へ旅立つ。 なぜ魔法は消えたのか。 なぜ、誰も使えなかった力が自分に宿ったのか。 その答えを追う一方で、レトが訪れた土地では、止まっていた魔導具が動き始めていた。 これは、妹を救いたかった少年が、世界の秘密に触れていく物語。

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小説を読もう2026/09/26
  • 現在の作品【書き直します】最後の魔法使い ~世界に忘れられる妹を救うために~