あらすじ

数千年にわたり、魔法によって繁栄してきた大国――アルヴェリア帝国。 魔法こそ文明の頂点。 それが、この世界では当たり前だった。 しかし、東方の小国だったグランディア連邦が、銃火器と航空兵器を次々と実用化したことで、世界の勢力図は大きく変わり始める。 銃。 大砲。 戦車。 航空機。 一人の魔法士ではなく、何千、何万もの兵士と兵器を動かす「近代戦」。 急速に周辺諸国を取り込み巨大化していくグランディアを前に、アルヴェリアでは「魔法を守るべきか」「新しい技術を受け入れるべきか」という対立が生まれていく。 そして、その亀裂を利用する者がいた。 誰にも気づかれないところで進められる外交工作。 流される偽情報。 深まっていく国内の分断。 やがてアルヴェリアは、外敵ではなく――自らの国民と銃を向け合うことになる。 だが、世界にはもう一つの国が存在していた。 国境は閉ざされ、その首都を知る者もいない。 それでも、その国が保有する兵器だけは、アルヴェリアにもグランディアにも存在しないものだった。 なぜ、彼らは姿を現さないのか。 なぜ、三つの国は戦うことになったのか。 そして――この戦争を、本当に始めたのは誰なのか。 魔法と鋼鉄と未知の技術。 三つの文明が交差するとき、世界は初めて「戦争」というものの本当の姿を知る。

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カクヨム
カクヨム2026/09/26
  • 現在の作品三国戦争ーーそして、地図にない国