あらすじ
私には、ずっと好きな人がいる。
高校時代の担任だった、高城 澄(たかしろ すみ)。
先生に憧れて、教師になった。
そして今では、同じ学校で働く同僚。
学校では「佐伯さん」と呼ばれる私も、
二人きりになれば「灯」と呼んでもらえる。
仕事終わりに二人でご飯を食べる。
休日にも会う。
先生がふと見せる、教師ではない「澄さん」の顔を知っている。
もしかしたら、先生も私と同じ気持ちなのかもしれない。
そう思うことが増えていた。
だから、二十五歳になった今年。
私は、ずっと胸の奥にしまっていた想いを伝えることにした。
――その三日後。
ある一本の動画が、ネットで拡散された。
私たちの関係も。
先生の教師としての日常も。
すべてが、少しずつ変わり始める。
それでも私は、あなたの隣にいたい。