あらすじ
笑える。なのに、なぜか少しだけ胸に残る。
スーパーの半額シールに人生を懸ける女。
どうでもいいことで意地を張り、どうでもよくないところで傷つく人たち。
この短編集に登場するのは、特別な人間ではありません。
どこにでもいる、ちょっと可笑しくて、ちょっと不器用で、たまにどうしようもない人たちです。
彼らは今日も、たいしたことのない出来事に一喜一憂し、見栄を張り、勘違いし、失敗します。
そして、その姿を少し離れたところから眺めていると、どういうわけか笑えてくる。
――たぶん、自分も似たようなことをしているから。
一話数分で読める、滑稽で少し切ないショートショート集。
笑って、呆れて、最後にほんの少しだけ、自分の人生を振り返ってもらえたらと思います。