あらすじ
自分の中にある最悪なこと。
想像することに喜びを感じない。
他人の痛みに関心をもてない。
自分の人生を、ただただ日々、処理するだけになること。
「英雄になりたい」と願った主人公が、英雄の力ではなく“英雄の苦痛”を与えられる話。
前世で人生を“処理”として生きてきた主人公が、
異世界で“英雄”になりたいと願う。
しかし女神は、
それを「人間性を取り戻したい」という願いだと誤解する。
その結果、主人公は
想像すること、
他人の痛みに関心を持つこと、
自分の人生を物語として引き受けること
から逃げられない身体にされる。
英雄とは、
強い者ではない。
見てしまった痛みを、
見なかったことにできない者である。