あらすじ
誰もが認める「妖精令嬢」セレフィーナ・フェルメル。
儚げで可憐な彼女には、幼い頃から決められた婚約者がいた。
それは、侯爵令息アルベルト・グランフォード。
ところがある日、王宮の舞踏会で事件が起こる。
「アルベルト・グランフォード!お前との婚約を破棄する!」
突然そう宣言したのは、なんと王太子クロードだった。
しかも彼は、セレフィーナがアルベルトに虐げられていると決めつけ、彼女を自分の婚約者にすると言い出して――。
「お待ちください……」
「違います……!」
必死に訴えるセレフィーナ。
しかし、王太子は彼女の言葉に耳を貸そうとしない。
やがて、追い詰められたセレフィーナの口から、誰も知らなかった言葉が飛び出す。
その瞬間から、王太子の運命は大きく狂い始める。
「妖精令嬢」を怒らせた王太子に待っていた、想像もしなかった結末とは――。