あらすじ

【本質(生)と模倣(機械)、そして人間の業】をテーマに、緊迫のアクションと深い哲学が交錯する全5話の軌跡。 [収録内容] 本編:全5話 各話巻末:設定資料集・技術考証 番外編:「リューゼンの手記」 ※「攻殻機動隊」のような哲学的・ハードボイルドSF小説が好きで書きました! ※初投稿作品となります。まだまだ初心者ですので、至らない点もありますが、楽しんで頂けると幸いです! 各話ストーリー(全体像は決まっていますが、執筆中のため、後に変更する可能性があります。) 第1話『ABEQ』 ――アテナ達に牙を剥く敵と、新たな部隊の誕生。 電脳化と義体化が進んだ世界。主人公アテナ率いる前線部隊は、恐るべき脅威との死闘を繰り広げていた。だが、激戦の直後、上層部から告げられたのは部隊の解体と、政府直属の部隊『ABEQ』への再編だった。最初の任務として「国家機密漏洩の容疑者」の暗殺を命じられたアテナたちは、ヨコハマの旧中華街へと潜入するが、そこで機械と人間の境界を揺るがす不穏な光景を目撃する。 第2話『生命の着地点。』 ――アテナ達は、新たな任務を受け、出発する。その先に待つ絶対的な壁。 前回の任務で壊滅的な打撃を受け、引き裂かれた仲間たち。アテナはシステムの規律を破り、失われゆく仲間の「電脳データ」を救うため、禁忌を試みる。そこで、アテナが目にしたのは言葉を失うほど美しい光景だった。そして、アテナは生命の本質が引き起こす、ある残酷な現実に直面する。 第3話『欺瞞と覚悟。』 ――信じることの演算、チームを揺るがす不協和音。 仲間を巡る過酷な試みの後、拠点に戻った部隊に新たな任務が下る。しかし、緊迫する状況の裏で、これまで固い絆で結ばれていたはずの部隊内に「欺瞞」の影が忍び寄る。信頼していた人間の変貌に直面したアテナは、来る結果を「覚悟」し、五感を機械に委ねた自分たちにとって「他者を信じることの本質」とは何なのかという、答えのない問いの渦へと突き落とされていく。 第4話『4年後、再び。』 ――摩耗していく記憶と、内なる自分の叫び。 過酷な運命から4年後。激化する任務の中で、アテナたちはさらに追い詰められていく。度重なる戦闘と義体の修復を繰り返した結果、アテナの脳からは生身の頃の「記憶」が少しずつ削ぎ落とされ始めていた。自分という存在の客観的な不確かさに苦しむアテナは、夢の中で「本当の自分」を名乗る者と邂逅し、自らの存在意義の臨界点へと達する。 第5話『証』(最終話) ――システムに消された物語、物質に遺された痕跡。 『ABEQ』を裏から操り、アテナたちを「生身の人間(本質)の模倣に過ぎない」と冷徹に見下していた司令官、リューゼン大佐。物語の終盤、彼の内に秘められた「人間としての狂気的な執着」が暴走を始める。人間であることに拘るリューゼンの最期。歪んだ感情が生みだす悲劇的な結末を迎える。そして、「空っぽの義体」に彼らが確かに生きていた最後のメッセージが『証』として響き渡る。

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カクヨム
カクヨム2026/09/26
  • 現在の作品Riot COREー不可逆の本質とその邂逅