あらすじ

宇宙人に敗北し、人口の九割近くを失った人類。 そんな人類を絶滅から救ったのは、武力でも科学でもなかった。 芸術だった。 高度な文明を持つ宇宙人たちは、わざわざ身体を動かし、何年も練習し、失敗しながら作品を作る人間の文化を面白がったのである。 旧京都のアニメ制作区で働くプロデューサー・佳奈子は、ある日、宇宙人監督から「AIではなく本物の演奏家を使いたい」と要求される。 呼ばれたのは、十五歳のバイオリン奏者。 少年は、生きるために弾く。 その演奏はあまりにも美しく、宇宙人監督は心の底から感動した。 「素晴らしい! 記念に君の胆嚢が欲しい」 ――これは、毒虫以下まで落ちた人類が、今日もなんとか芸術で生き延びている話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/26
  • 現在の作品君の胆嚢が欲しい(笑)