あらすじ
前世では、人事部で二十年以上働いていた。
転生したトビアスが祖父から受け継いだのは、「魔獣魔法学」という奇妙な学問だった。
魔獣を観察し、その仕組みを理解できれば、その技を自分の身体で再現できる。
ただし――そんな職業は、どこにも存在しない。
ギルドカードに書かれた職業は、
「薬師・その他」。
十八歳になり、これまで所属していたパーティから外されたトビアスは、初めて自分自身を売り込む必要に迫られる。
前世では、面接する側だった。
今度は、自分が面接される側だ。
「……まずは、自己分析だ」