あらすじ

唐間と楼月は夫婦で青森の美術館で開かれている、『蔵朔 縛日羅彫刻展』に訪れ、二人で彫刻の作品を見ていた。ところが、『真夜中の内緒事』という作品が二人の間で目に止まり、唐間が楼月との日々を思い出している間、楼月は悲痛な顔をする。実は、唐間の知らないところで、楼月と縛日羅が付き合っていた時の、一部始終を表現した作品であった。時は1年以上前に遡り、楼月は友人の結婚式で出会った縛日羅から、展示会のパンフレットをもらい、神経症やせ症をイメージして作った作品に心を揺さぶられる。楼月がそのことをきっかけに、縛日羅のアトリエに訪れ、楼月は神経症やせ症であることを打ち明ける。二人は共通点を見出し、秘密の関係として互いの関係性が強まっていた。そんな時縛日羅の友人の同僚から、神経症やせ症の女の人と付き合っていると聞き、唐間は、楼月は別の男の人と付き合っているのではないかと疑い始める。その間、楼月は友人の鈴佳からの誘いで縛日羅の話題になり、楼月は、鈴佳の元彼氏であった縛日羅との付き合っていた状況を聞く。そこで楼月は衝撃を受けるが、それでも縛日羅を愛することになる。楼月は縛日羅との一夜を過ごし、縛日羅から、『真夜中の内緒事』というタイトルを付けて、彫刻作品にしたいと言われる。楼月は、美術館に飾らないでほしいというのを条件に、自分の部屋なら飾ってもいいと言う。だが、美術館にその作品が飾られたことによって縛日羅に裏切られたと思い、急に作品を見るのをやめた後、楼月の調子が悪くなる。意味が分からないまま時が過ぎていくなかで、唐間は、聞こえてくる会話で、楼月が縛日羅と付き合っていると確証をし始める。

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カクヨム
カクヨム2026/09/26
  • 現在の作品美術館に飾られた男女の彫刻