あらすじ
斎藤誠は、理不尽な高難度ゲームを愛する鬼畜ゲームマニア。ある日、親戚から渡されたRPG『剣聖物語』に挑むことになる。
流派は二百、スキルは二千万以上。しかし、クリアできる組み合わせはたった一つ。誰もが攻略不可能と投げ出したそのゲームを、誠は十年かけて挑み続け、ついに最強の称号「剣聖」を手に入れる。
だが、クリア直後に表示されたのは、見たことのない文字だった。
――攻略不能ルートを開放します。
――ようこそ、本当の剣聖物語へ。
次に目を覚ますと、誠は『剣聖物語』に似た世界へ転生していた。しかも、全流派のスキル習得を可能にする最強スキル「限界突破」を持った状態で。
しかし、その世界は誠が知るゲームとは大きく違っていた。存在しないはずの剣術学校、性格の違う中盤ボス、終盤の強敵だった少女、そして未知のスキルとランキング制度。
攻略済みだと思っていた世界は、まだ何一つ攻略されていない。
これは、十年かけて鬼畜ゲームを攻略した男が、ゲーム知識の通じない異世界で、未知の剣術と強敵たちを攻略していく物語。