あらすじ
TOYはノード間のメール転送を暗号化すること https://kakuyomu.jp/works/2912051607378840571 でFidoNetの持つグレーな処理をホワイト化した。
一方、彼はノード間の通信時間を短縮すること https://kakuyomu.jp/works/2912051605555497254 で回線占有率を下げ安全保障上問題になるかもしれない部分を事前に回避していた。
問題はこの時間短縮の要素の一つ、アーカイバーとしてはlzrc、プロトコルとしてはLARCの部分。
暗号化は、情報予測性を失わせる操作であり、見かけ上の情報エントロピーが最大化、冗長性が失われる。
圧縮は、情報予測性を利用してより短い表現に置き換える作業であり、冗長性がない場合、データは縮まないどころか増大する可能性がある。
これではLARCが墜落してしまう。
この問題の解決は非常に簡単だがTOYはそれでは納得しない。解決するついでにLARCをより加速することに決めた。