あらすじ

「読む」とは、殺すことだ。 死んだ者の心は、一行のコードになって夜空へ昇る。その最後の一行〈終縞〉を読み、失われた知恵を拾って都市の命をつなぐ技師を、人は星読みと呼ぶ。だが星は一度読めば、消える。二度と戻らない。 ――読むたびに、俺は星を一つ、殺している。 雲の上に浮かぶ、最後の街・終端。星読みの少年・冬瀬灯のもとへ、ある夜、空から少女が墜ちてきた。記憶もなく、名前もなく、触れると指先から光の粒がこぼれる少女。灯は彼女に「星」と名を与え、ふたりの暮らしがはじまる。 けれど、この少女には──読んではいけない理由があった。 その秘密を嗅ぎつけた者たちが、少しずつ、近づいてくる。 奪うことでしか生きられない世界で。 少年は、この手だけは離さないと決める。たとえ、世界のすべてを敵に回しても。 星屑の降る人工の夜の下、消えゆく少女と、彼女を守ると誓った少年の物語。 静と動、SFのロジックと純愛の情緒が交わる、セカイ系ボーイミーツガール。全六十話・完結済み。

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小説を読もう2026/09/26
  • 現在の作品星屑のラスト・コード