あらすじ
十八世紀ロシア宮廷では、なぜ男性たちが女性用ドレスを着せられるような奇妙な舞踏会が成立したのか?
本編を少しお休みして、『カーテシー・クラブ』の世界を支える史実と時代背景を、ナターシャとミハイルたちの掛け合いで楽しく解説する歴史番外編です。
ピョートル大帝による強引な西欧化。
フランス文化へ傾いていくロシア宮廷。
華やかな仮面舞踏会と、エリザヴェータ女帝が実際に行わせた男女逆転の宮廷催事。
そして、そんな無茶な行事を男性貴族たちはなぜ受け入れたのか?
さらに後半では、実際に外交案件として検討された「エリザヴェータとフランス王ルイ十五世の縁談」から、もし彼女がフランス王妃になっていたら?という歴史IFにも突入。
史実と創作の境界を整理しながら、
「なぜ『カーテシー・クラブ』のような世界が成立し得たのか?」
を掘り下げていきます。
本編未読でも歴史読み物として楽しめ、本編既読なら今までの場面が少し違って見えてくる一冊です。