あらすじ
港に響いた、二発の銃声。
売人の始末を依頼されたローザたちが踏み込んだ建物には、すでにいくつもの死体が転がっていた。
大口径らしき銃声。異様に短い二発の間隔。そして、現場には残されていない薬莢。
その先で彼女たちが出会ったのは、場違いなほど幼い少女だった。
少女を育てたのは、彼女が「ししょー」と呼ぶ一人の殺し屋。
少女が手にしていたのは、「ししょーの」だという、黒い長銃身のリボルバー。
そして、彼女自身には、人を殺すこと以外の生き方がほとんど残されていなかった。
殺すことには慣れている。
けれど、遊び方も、欲しいものも、普通の暮らし方も知らない。
これは、黒い銃を抱えた少女と、彼女を拾ってしまった者たちの物語。