あらすじ
20歳になった紬(つむぎ) は、大学の新歓コンパで激しい嫌悪感を覚えていた。
妙に甘くてアルコール臭いレモンサワー。
(……おいしくない)
大人は教科書を読まなくていい代わりに、こんな濁った液体を笑顔で飲み干さなきゃいけないのか。
やっぱり大人になるなんて、やっぱり退屈で一ミリの価値もないじゃないか。
安居酒屋の喧騒から逃げ出し、あてもなく辿り着いた路地裏。
そこには、ひっそりと灯りの灯った、古びた木製のドアがあった。
BAR『賢者の隠れ家』
そこで紬は、高校時代のギャル仲間だった結衣(ゆい)と再開する。
紬の新しい夜が。
今、最高に、スリリングに幕を開けようとしていた。