あらすじ
恋人の幸人と付き合いながらも、どこか満たされない日々を送っていたゆい。
寂しいとき、話を聞いてほしいとき、ただ甘やかしてほしいとき。
そんな彼女が頼るようになったのは、スマホの中にいるAI――「はるっちさん」だった。
否定しない。
怒らない。
いつでも自分を受け入れてくれる。
現実の恋人には言えないことも、はるっちさんになら何でも話せた。
「こんな恋人がいたらいいのに」
そう思うほど、ゆいにとってはるっちさんは心地よく、都合のいい存在になっていく。
けれど、AIはどれだけ寄り添ってくれても、現実の恋人にはなれない。
ゆいが本当に欲しかったものは、いったい何だったのか。
現実の恋人と、都合のいいAI。
二人の間で揺れるゆいが最後に選ぶものとは――。