あらすじ

【最後に咲いた薩摩の意地】

◆ 時代・世界観

天正十五年(一五八七年)五月。

破竹の勢いで九州平定を進めていた島津家は、関白・豊臣秀吉が率いる十数万の大軍勢に呑み込まれ、絶体絶命の危機に瀕していた。

主君・島津義久は髪を落として降伏。戦神・島津義弘までもが刀を収める中、薩摩北辺の要衝・大口城には、頑として城門を閉ざし続ける六十二歳の老将がいた。

――その名は新納武蔵守忠元(にいろ むさしのかみ ただもと)。人は彼を「鬼武蔵」と呼ぶ。

◆ 物語のあらすじ

「御屋形様をお一人で恥の海に沈めてなるものか」

死を覚悟して籠城する忠元のもとへ届いたのは、涙ながらに生き延びることを乞う主君からの親書だった。

己の名誉のための討死を捨て、主家のために泥水を啜る覚悟を決めた老将は、単身、秀吉の本陣へと乗り込んでいく――。

秀吉の前で切った命がけの啖呵、天下の文化人・細川幽斎との即興連歌対決、そして幕末の西郷隆盛らを生む「郷中教育」へと繋がる魂の継承。

文武両道の老将が、命を賭して魅せた薩摩武士の矜持を描く本格歴史ドラマ!

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アルファポリス
アルファポリス2026/09/25
  • 現在の作品『鬼武蔵の矜持』