あらすじ

「あなたが編成に入った隊は、平均出力が12パーセント低い」

その数字は、正しかった。

王立第三魔術団の補助術士ニナ・アシュフィールド、19歳。
技能は【減衰】——触れた術式の出力を落とすだけの、無能技能。
彼女は編成表から名前を消され、団を追われる。

去り際、彼女は一通の報告書を出した。
高出力の術を撃った翌日、術士の魔脈に「粘るもの」が残る。
痛みはない。どの測定機器にも映らない。
だから報告書は「保留」として、綴りの37番目に沈んだ。

北の鉱山町ケルド。
坑夫は15で坑に入り、45でつるはしを置く。
体はどこも悪くないのに、掘れなくなる。誰も理由を知らない。

ニナはそこで、自分が2年間触れ続けてきたものの正体を知る。

そして7年後、王都から男が訪ねてくる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/09/24
  • 現在の作品【減衰】は無能スキルだと追放されました。ええ、どうぞ好きなだけ撃ってください