あらすじ
五年前、ある一つの記録が遺された。
『国立討影高等学園』の天才生徒・東雲彰(しののめ あきら)と、同じく天才生徒、そして彰の幼馴染・神楽紬(かぐら つむぎ)。
二人は特級の敵を倒すも、凄絶な相討ちの末に消滅——世界はそう記録し、二人を英雄として讃えた。
だが、それは美しく塗り固められた「完全な嘘」だった。
死んだはずの彰は、生きていた。
突如として限界を迎え、暴走させられた幼馴染。その残酷すぎる死の裏に潜む『討影対策局』の不審な影。
真相を暴き、組織へ復讐を果たすため——彰は顔も身分も捨て、「四級の冴えない補佐教官・朝霧蓮」として学園へと舞い戻る。
右手にあるのは、亡き幼馴染から生まれた規格外の武器——死神の鎌『一花』。
目的はただ一つ、組織の闇をあぶり出し、すべてを叩き潰すこと。
四級のダメ教官として生徒たちから舐められ、雑用を押し付けられながらも、彰は持ち前の圧倒的な経験値で、傷ついた生徒たちに静かに手を差し伸べていく。
「教官が教え子を守るのは、当たり前でしょう?」
組織の汚い罠により、死の淵に追い詰められたエリート生徒たち。
その絶望を打ち砕いたのは、陰で放たれた絶対服従の《言霊》と、敵を粉砕する大災禍の圧倒的暴力だった。
真摯で丁寧な指導。そして、命を救ってくれた圧倒的な背中。
頼りないはずの「蓮先生」の本当の姿に触れた教え子たちは、一人、また一人と、逃れられない深い毒に侵されていく。
「先生……私を助けてくれたのは、私だけを見てくれているからですよね……?」
「お願いです先生、私を置いていかないで……私、先生なしじゃもう戦えないの……っ」
復讐の「ついで」に指導していたはずが、気づけば教え子たちの重すぎる愛と依存が爆発寸前!?
冴えない四級教官による、隠された圧倒的無双と、狂愛に狂う少女たちのダークファンタジー開幕!!