あらすじ
陽向七夏(ひのむき ななか・当時小学4年生)は、高身長で大人びた容姿がコンプレックス。
逆月姫乃(さかつき ひめの・当時小学5年生)は、低身長で幼く見られることがコンプレックス。
夕暮れの公園で偶然出会った二人は、見栄を張ってお互いに「嘘」をついた。
本当は年下なのに、「6年生のお姉さん」として振る舞う七夏。
本当は年上なのに、「3年生の妹分」として甘える姫乃。
偽りの年齢の上に成り立った関係は、二人にとって唯一、ありのままの自分を肯定できる魔法の場所になった。
しかし、その幸せな時間は突然の別れによって終わりを告げる。
それから時が経ち――。
高校生になった二人は、思いがけず偶然の再会を果たす。
『あの子は3学年下の妹だから、今は中学生のはず』
『おねえちゃんは3学年上だから、今は大学生のはず』
同じ高校の制服を着て巡り合った二人は、そこではじめてお互いの「本当の年齢」を知ることに。
明かされる真実と、あの日の嘘。
幼気な子供心から生まれた奇妙で特別な関係は、高校という新たな舞台でどう変化していくのか——。
偽りの自分から始まった”逆さま”の関係性が紡ぐ、青春百合ストーリー。