あらすじ
西暦2100年12月31日。
世界初のフルダイブ型MMOSLG『我が国作り無双』が配信開始された。
プレイヤーは自分だけの国を作り、土地を開拓し、住民を増やし、軍事・経済・外交を発展させて世界一の国家を目指す。
ゲームを熟知する会社員・秋川勇次郎も、ゲームネーム「アキユウ」としてログインする。
しかし配信開始直後、彼は自ら作成したアバターへ転生してしまった。
ログアウト不能。
痛みも傷も現実同然。
しかも、与えられた領地は人口わずか四十七人、資源も防衛設備もない辺境の荒地だった。
「なら、ここを世界一の国にする」
水も食料もない小さな村を、アキユウは知識と戦略で変えていく。魔獣を退け、水路を築き、住民たちと行政制度を整え、ついには正式な国家――ユウキュウ国を成立させる。
だが、彼の国の急成長と地下に眠る未知の資源は、周囲の勢力を刺激していく。
古代施設を守る宗教団体。
水源を巡る隣国。
そして、視聴者数と国家規模を誇るゲーム配信者たち。
国家運営勝負を制し、世界中にその名を知られたアキユウのもとへ、あらゆる配信者が押し寄せる。
攻めてくるなら、はね返す。
奪いに来るなら、知略で出し抜く。
これは、何もない辺境から始まった一人の男が、仲間と住民たちと共に国を築き、やがて世界中のプレイヤーを相手に無双していく、国作りファンタジーである。