あらすじ

5年前、母に言われて地方に家を買った。庭付きの二階建て、5000万円台。 「お父さんとお母さんも、そのうち行くんだし」 頭金は貯金を全部出して、35年ローンの返済は月14万円台。実家への仕送りと光熱費も私が払う。ルームシェアのままで、給料日前は袋麺だった。 母はその家に住まず、鍵だけ預かった。私は4年半、玄関を開けていない。 母が実家の弟を大事にするのは昔からだ。それでも、家は家だと思っていた。 金曜の夜、叔父のSNSに畑の写真が流れてきた。支柱の奥に、あの家と同じ白いフェンス。開き直すと、投稿は消えている。 泊まりたいと言うと、母の声が変わった。 「勝手なことばかりするなら、帰ってこなくていいから」 有給を取って帰ると、花壇はミニトマトの畑で、玄関の脇に子ども用の自転車が二台。私の鍵は、回らなかった。 ※本作は小説家になろう・カクヨムに掲載しています。 この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

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小説を読もう2026/09/25
  • 現在の作品叔父のSNSに、私がローンで買った家が写っていた