あらすじ
七年前、大学受験予備校の特別コースで、特待生・神谷悠斗が死んだ。
試験問題を流出させた犯人と疑われ、孤立した末の死。
その事件は、七年前に終わったはずだった。
二十五歳になった久世直人のもとへ届いたのは、誰にも見せていないはずの「噂の拡散経路図」と、非公開再調査への案内。
指定された会場は、山奥に再現されたかつての予備校。
集められたのは、当時の四クラス二十四名だった。
開始と同時に出口と通信は封鎖され、元担任・真壁修一は告げる。
「全五回の試験で最下位になったクラスは、一人を退学させる。退学者は、生きてここを出られない」
協力しなければクラスが負ける。
だが参加者一人ひとりには、七年前の事件に結びついた「個人合格条件」が与えられる。
物事を俯瞰して考える一方、確証が揃うまで決断できない久世。
彼に与えられた条件は――
最も信頼する男・一条蓮を、神谷悠斗死亡事件について正式告発すること。
誰が噂を生んだのか。
誰がそれを事実として広めたのか。
そして、誰が確かめられたのに確かめなかったのか。
七年前の死を再検証する、クラス対抗型再入学デスゲーム。