あらすじ

「お前の毒見は、もう必要ない」 宴席の壇上で、婚約者が放った言葉だった。 侯爵令嬢ヴィオレッタは、毒見役の名家に生まれた娘である。百の一の毒を舌で言い当てる。十八年、一度も間違えたことはない。 その舌が「安全だ」と宣言した杯で、婚約者の妹が倒れた。 証人は三人。証拠は杯。弁明の余地はない。 だがヴィオレッタには一つだけ、確信があった。 あの杯に、毒はなかった。 毒がないのに倒れた被害者。存在しない毒を見たと言う証人が三人。 嘘つきは三人。真犯人は一人。 「弁明ではございません。謎解きでございます」 与えられた最後の機会で、ヴィオレッタは宴席のすべてを暴く。 その先に待っていたのは、婚約者が隠していた、もう一つの真実だった。

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小説を読もう2026/09/25
  • 現在の作品「毒を見落とした」と婚約破棄された毒見役令嬢ですが、あの杯に毒はございませんでした。嘘つきは三人、真犯人は一人、全部舌で暴きます