あらすじ
人ならざる力をその身に宿し、死の国から生還した魔術師ラムダ。
彼は、愛した氷雪の妖精ラームファダの魂と引き換えに、新たな命――ハーフ・エルフの少年ファイ・レインを授かる。
北の森の『占い館』で、吟遊詩人フィロトやホブゴブリンのアミィストーンと穏やかな日々を過ごす一行だったが、やがて“禁忌の再生”を許せぬ妖精たちの影が忍び寄る。
生と死の狭間で揺れる理、赦されぬ存在として生まれた少年の願い、そして、それでも誰かを愛したいという想い。
これは、喪失の果てに「生きる意味」を見つけていく、再生と家族の幻想譚。『氷雪の妖精物語』シリーズ第二弾。