あらすじ

15歳で女に見切りをつけ、16歳で現実世界にも見切りをつけた。 そうして、俺は人生を大好きなRPGゲームに捧げることに決めた。 Sillaaaris。 何年もの間、俺はトッププレイヤーの一人として名を馳せてきた。その地位こそ、俺の人生で得た最大の誇りだった。 別に、それを哀れむ必要はない。 Sillaaarisは、稼働から約30年になるゲームだ。同ジャンルで最も有名な作品と言えば、俺の実績が同情される筋合いのものじゃないと分かるだろう。 だろ? とにかく、魔王だ。あのクソ女をひたすら殺そうとし続けた結果、俺はクランを失った。誰もいない、見捨てられた状態で(ゲームに関してはさび付いたサラリーマンが一人いるだけで)、俺はボロボロだった。 そんな時、思いもよらない知らせが届いた。 俺たちは全員、ゲームの中に閉じ込められていた。魔王――エルフのイラリスを倒すまで、外には出られない。 それより先に誰かが死ぬか、ゲームを離脱すれば。 死ぬ…… …… なんて運がいいんだろうな、俺は。 俺を殺せるプレイヤーなんて、片手で数えられるほどしかいない。おまけに、あのクソ女を殺すことは、もう何年も前から俺の目標だった。 今、あいつを倒せば、みんなが俺を英雄と讃えるだろう。 おっと、そこまで大げさに言うことでもないか。 今でさえ、ゲームの中でプレイヤーの命を救えば、まるで異世界転生モノの主人公みたいに讃えられる。 これはこれで、悪くない。

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小説を読もう2026/09/25
  • 現在の作品30歳のニートが17歳の美少女とファンタジー世界に。――ちなみに合法です。