あらすじ
十五歳で、第四星位《セレスティア》を授かった侯爵令嬢エレナ・ルーヴェル。
「四つもある」
そう喜んだ少女は、期待されるまま学び、十六歳で王宮へ上がった。
三年後。
周囲から「さすがエレナ様」と評価される立派な令嬢になった彼女のもとへ、神殿から《再星の招き》が届く。
ごく稀に、星に変化の兆しが現れた者だけが選ばれる特別な儀式。
もし最高位《エンピレオン》になれたなら、王宮を辞めよう。
これなら誰にも「逃げた」と思われない。
自分にも、「ここまで頑張ったのだから、もう好きにしていい」と言える。
そう思って臨んだ再星の儀。
けれど、エレナの星は――四つのままだった。
誰も彼女を責めていない。
両親も、友人も、王妃も、神殿も。
それなのに、どうしてこんなに苦しいのだろう。
これは、最高位になれなかった一人の令嬢が、
誰かの評価ではなく、自分で自分の人生を選ぶまでの物語。
※恋愛メインではありません。
※完結まで執筆済みです。